武蔵30期の皆様、私は現在アメリカはニューメキシコ州のアルバカーキーの娘の所でクリスマス/正月の休暇を過ごしております。こちらは毎日零下2/3度の日が続いています。クリスマスイブは一時間程ドライブしサンタフェの町まで行き数多くのギャラリーを見物し、夜のイルミネーションを楽しんで来ました。昨日はアルバカーキの町外れから世界一の長さを誇るゴンドラに乗りSANDIA(標高3000m超の山)の頂上に上り、頂上にあるレストランで夕日の沈むのを眺めながら夕食を楽しんで来ました。只、レストランで飲んだワインのせいか、零下10度と言う寒さのせいか3000mを超す高度のせいかレストランを出たとたんに胸が苦しくなり気を失いそうになりました。多分初めて経験する高山病だったのでしょう。あとで聞くとアルバカーキ自体1500m程の高地の為初めて来る人は1週間位頭痛に悩まされるとのことでした。

アルバカーキでは寒い日が続いていますが、今度は恐ろしさで寒気がするアメリカの銃社会のお話です。
先日の小学校での拳銃乱射事件後オバマ大統領が銃規制を強化するとの動きが伝わると銃ショップに今のうちに銃を買っておこうという人達が群がり銃を買い漁っています。銃弾の値段もここ2週間で二倍にはねあがっているそうです。昨日ガンショップに入ってみて何百もの様々な銃が売られているのを目の当たりにして恐ろしさを感じました。この中の一人でも気が狂って銃を乱射しだしたらと考えるとゾッとします。但しこれは銃社会に慣れていない日本人の考えることでアメリカ人の考えることとは異なるようです。実は私の娘婿の外科医もガンマニアで、銃をもっていて家族を守るため必要であると言っています。今日は日本から来た私達を射撃場に連れて行き実弾での射撃を見せてくれました。隣では現役の警官が射撃訓練をしていました。若い女性も子供もきていました。ニューメキシコ州では届け出ていれば教会、公共の役所、アルコールを飲ます店等以外では銃の携帯が許されているとのことです。果たしてこんな環境のアメリカで銃規制がうまく行くのでしょうか?
皆様、よい年をお迎えください。

2013年1月
皆様、明けましておめでとうございます。私は孫達と1日から4日までTAOS にスキーに行って来ました。Taos は女優のJulia Robertsの別荘が在るところとして知られている避暑地ですがスキー場としてもアメリカでは有名なところです。ゲレンデの最上部は標高3500メートルですからかなりの高さです。雪質も良かったのですがどんどん先に滑ってゆく孫達を追っかけて滑っていると年のせいか気圧のせいか息切れがします。去年は脚の痛みが激しくスキーを諦めたのですが今年は孫達とスキーをするのはこれが最後と思って何とか滑って来ました。TAOS は良いスキー場ではありますが日本より遅れていることが有ります。それはリフトのチケットです。こちらのチケットはバーコードが印刷されたカードでそれをリスト乗り場で二人程の係員がいちいちバーコードリーダーで有効なチケットかどうかチェックします。全く手間がかかって大変です。それ以外でもいろいろと日本のほうが進んでいるように思います。来週は日本に帰ります。 下山

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